フォーデイズは宗教なの?そう見える5つの理由と家族の向き合い方
家族や身近な人がフォーデイズに夢中になり、核酸ドリンクや勉強会の話ばかりするようになると、なんだか宗教っぽいと感じることもあるでしょう。
もちろん、フォーデイズは宗教団体ではありません。気になるのはそこではなく、なぜそこまで強く信じているように見えるのかという部分です。実際、2017年には商品の効能に関する不実告知などで消費者庁から行政処分を受けています。
この記事では、フォーデイズが宗教のように見える理由と、家族としてどこで線を引き、どう向き合えば良いのかを整理します。
フォーデイズは宗教ではないが宗教っぽく見える

フォーデイズは1997年創業で、東京・日本橋に本社を置く健康食品と化粧品の会社です。看板商品のひとつが核酸ドリンクのナチュラルDNコラーゲンで、公式サイトでも販売形態をネットワークビジネスと同じ連鎖販売取引と明記しています。
参考:フォーデイズ|企業情報
公式サイトや公的資料では、フォーデイズ株式会社と宗教団体との関係を示す記載は見当たりません。ここで紛らわしいのがフォーデイズという名称です。旧統一教会に関する過去の裁判記録には、教義を詳しく講義する段階の修練会をフォーデイズと呼んでいた記載がありますが、フォーデイズ株式会社とは別の話です。
家族が実際に気になっているのは、会社の分類よりも、親が核酸に強く傾倒したり、病気まで核酸で解決しようとしたりする姿ではないでしょうか。
フォーデイズが宗教っぽいといわれる5つの理由

フォーデイズが宗教のように見える背景には、製品の語られ方や集会のあり方、勧誘の手法などに特有の構造があります。主な要因は次の5つです。
- 核酸を生命の根源と語る
- 病気が治ったという体験談
- 集会や勉強会が生活の中心になる
- 目的を伏せて家に上がる勧誘
- 会員どうしの結びつきが濃い
どれも会員のかたにとっては健康や仲間づくりの日常ですが、外から見るとそのまま信仰の光景に映ってしまいがちです。
核酸を生命の根源と語る
フォーデイズは核酸ドリンクの公式サイトで、核酸を生命の根源物質とも呼ばれる成分として紹介し、遺伝子レベルで健康を考える会社だと名乗っています。健康食品の説明としてはスケールが大きく、製品を強く信じる姿が周囲には宗教的に映ることがあります。
参考:フォーデイズ|核酸ドリンク ナチュラル DNコラーゲン
なお、2017年に消費者庁から受けた行政処分でも、一部の会員が勧誘の際に、清涼飲料水であるドリンクに治療・予防効果があるかのように説明を行っていたことが、違反行為として認定されています。
病気が治ったという体験談
集会や紹介の場では、サプリメントを飲んで体調が良くなったといった体験談が語られることがあります。しかし、個人の感想を共有することと、病気が治ると客観的に断定することとは別物です。
フォーデイズ公式資料でも、サプリメントは病気の治療や症状改善のための薬ではないと明確に注記されています。
集会や勉強会が生活の中心になる
フォーデイズでは、定期購入製品に同梱される会報誌フォーデイズファンや会員専用ページを通じて、全国各地で開かれるセミナーや勉強会が案内されています。そんななか、集まりに通う頻度が増え、普段の会話や人間関係まで商品の話ばかりになると、家族には宗教の集まりに没頭しているように映ってしまうこともあるでしょう。
実際、Q&Aサイトには、母親が週に数度も夜の集会へ参加し、子どもにも核酸ドリンクを毎日飲むよう求めてきて困っているといった相談も投稿されています。
目的を伏せて家に上がる勧誘
さきほども取り上げた2017年の処分文書によると、事前連絡なく知人宅を訪ね、「ちょっと、上がってもいいですか」と家に入り、体調を聞いたあとで会員登録と商品購入を勧めた事例が記載されています。
このとき社名や勧誘目的、商品の種類は事前に伝えられておらず、消費者庁は氏名等不明示の違反を認定しました。こうした正体や目的を隠して不意打ち的に近づく進め方も、カルトや新宗教の勧誘を連想させる一因となっています。
会員どうしの結びつきが濃い
会やイベントで体験談を共有し、共感や称賛を受けるうちに、仲間とのつながりが深くなることがあります。商品以上に、その場が自分の存在を認めてくれる居場所として生活の楽しみになることもあるでしょう。
フォーデイズは毎月の継続購入を条件とし、紹介によって報酬を得るシステムをとっています。こうした経済的な仕組みと密接な人間関係が重なり合うほど、サロンや集会は閉じたコミュニティとなり、外からは宗教的な団結に見えてきます。
フォーデイズが受けた行政処分

前述のように、2017年にフォーデイズは一部会員による不適切な勧誘行為をめぐり、消費者庁から特定商取引法に基づく行政処分を受けました。概要は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 処分日 | 2017年11月24日 |
| 停止期間 | 2017年11月25日〜2018年5月23日(6か月間) |
| 停止対象 | 新規勧誘・申込受付・契約締結 |
| 認定された違反 | 氏名等不明示、商品の効能に関する不実告知 |
| 消費者庁の指示 | 購入者への通知、原因分析、再発防止策などの報告 |
参考:消費者庁|特定商取引法違反の連鎖販売業者に対する連鎖販売取引停止命令及び指示について/消費者庁|特定商取引法ガイド 連鎖販売取引
消費者庁はあわせて、病気の治療や予防、症状改善ができるように告げた事例があったものの、商品にそのような効能はない旨を購入者へ通知するよう指示しています。
勧誘の場で実際に語られた言葉
処分文書には、当時の勧誘で次のような言葉が使われていたことが記録されています。
- 「これを飲んだら目が治ります」
- 「薬を飲むよりもこっちを飲んだ方が良いです」
- 「うちの父は膀胱がんになったんだけど、これを飲んで治りました」
ほかにも、脳幹出血やパーキンソン病などが改善したかのように告げた事例があります。家族がフォーデイズを宗教のように感じる背景を考えるうえでは、処分そのものより、こうした健康食品の範囲を超えた語りのほうが実態をつかみやすいでしょう。
処分後に掲げたコンプライアンス方針
現在のフォーデイズは「正しいルール、守って伝える、大事な人へ」を掲げ、行き過ぎた勧誘活動を認めない方針を示しています。新規紹介にはスポンサーライセンスの取得や、勧誘前の概要書面の交付も求めています。
なお、会社が会員に商品の効能をうたうよう指導していたかについて、消費者庁は認定していません。一部の会員による過去の違反行為と、現在の会社方針は分けて見る必要があります。
親がフォーデイズにのめり込む心理

家族から見ると理解しにくいほど熱中していても、洗脳されたと一括りにするだけでは本人の心理状態は見えてきません。健康への不安や仲間とのつながり、これまで費やしたお金や時間などが重なっていると捉えると、離れにくくなっている心理が整理できます。
健康への不安を核酸が埋める
年齢を重ねるにつれ、自分や家族の病気について考える機会は増えていきます。そこへ生命の根源、遺伝子レベルで健康を考えるといった説明を聞き、気づけば核酸に期待を寄せるようになっていた。そう考えると、あながち理解できないことではないでしょう。
さらに、飲み始めてから体調が良くなったと本人が感じていれば、その実感も製品への信頼につながります。だからこそ、家族が効果だけを否定しても話が噛み合わなくなってしまうのです。
集まりが居場所になる
前述したように、勉強会やイベントを通じて会員どうしのつながりが深まることがあります。ここで注目したいのは、単に仲が良くなるだけでなく、自分の体験を聞いてもらったり、活動を評価される機会が増えることです。
こうした環境が日常の居場所になれば、フォーデイズへの疑問を口にすることが、製品だけでなく仲間との関係まで否定するように感じられることもあるでしょう。同じ構図はアムウェイが宗教といわれる理由にも共通していて、離れることで失うものが商品以外にも増えていくため、家族がやめればいいと伝えるだけでは、本人はなかなか動けません。
使ったお金が惜しくて引き返せない
毎月商品を購入し、勉強会にも参加してきた人ほど、ここでやめたら今までが無駄になってしまうと感じやすくなります。こうした心理は、すでに費やしたお金や時間に判断が引っ張られるサンクコストと呼ばれるものです。
費やしてきたものには、商品代だけでなく、活動に注いだ時間や築いてきた人間関係まで含まれています。アムウェイの洗脳が疑われるケースでも同じことが起きていて、だからこそ簡単には区切りをつけられなくなってしまうのです。
フォーデイズで距離を置いたほうが良いサイン

核酸ドリンクを楽しんで飲んでいるだけなら、口を出す必要はないでしょう。気にしたいのは、本人の愛用を超えて、健康や家族関係、家計にまで影響が及び始めたときです。
薬や通院より核酸を優先する
本人が製品を信頼していても、服薬や通院を続けているうちは、家族がすぐ介入する話ではありません。
一方で、薬を自己判断で減らす、受診をやめるなど、治療より核酸を優先する行動が出てきたら、見守る段階を超えています。健康に直接関わるため、家族として話し合う必要があります。
家族にも飲むよう迫る
自分が飲むことと、家族にも同じ選択を求めることは別です。一度断った相手に繰り返し勧めたり、子どもや高齢の家族に半ば強制したりするなら、本人だけの健康習慣とはいえません。
家族それぞれが飲むか飲まないかを自分で決められているか。ここが崩れたときは、関係を悪化させる前に境界を示したほうが良いでしょう。
未開封の瓶が増え続けている
数本余っているだけなら、それほど気にする必要はありません。注意したいのは、飲み切れない状態が続いているのに購入を止められず、未開封品が増え続けているケースです。
この状態なら、製品を使うために買っているのか、活動を続けるために買っているのかを一度整理したほうが良いでしょう。家計への負担が出ているなら、なおさら見直すタイミングです。
家族がフォーデイズにハマったときの対応

気になるサインが見えても、すぐに退会を迫るより、まず本人が何を続けたいのか、家族が何に困っているのかを分けて話します。フォーデイズはおかしい、核酸には意味がないと製品の評価を争うと、本人は自分の体験や仲間まで否定されたと受け取ってしまいます。
話し合うなら、論点は具体的な行動に絞ります。服薬や通院は続ける、嫌がる家族には飲ませない、生活費を圧迫する買い方はしない、といった内容です。ブランドは違っても、ミキプルーンが宗教と噂されたときの家族の対処法と考え方は同じで、本人がその線引きに納得し、購入を休みたい、退会したいという気持ちになったら、次に手続きや残った在庫の整理へ進みます。
フォーデイズから距離を置くときにやること

本人が購入を減らしたい、休みたいと思い始めたら、ここからは気持ちの整理より実務です。契約状況を確認し、必要なら第三者へ相談しながら、手元に残った製品まで整理していきます。
休止や退会は今の契約状況から確認する
休止や退会の仕組みについては前述したとおりです。実際に手続きを進める段階では、まず次の内容を手元で確認しておきます。
- 現在も定期購入が続いているか
- 次回の発送予定はいつか
- 未使用・未開封の商品がどれだけ残っているか
- 購入履歴や契約書類が残っているか
休止で様子を見るのか、退会まで進めるのかによって対応は変わります。もし返品も考えているなら、自己判断で開封せず、先に対象条件を確認しておくほうが進めやすいでしょう。
参考:フォーデイズ|クーリング・オフ/退会/中途解約と返品について
第三者に相談できる窓口
勧誘を断っても引き下がらない、契約内容がよく分からない、返品や退会交渉で話が進まないといったときは、家族だけで抱え込まず外部の窓口へ相談できます。
- 消費者ホットライン(188)
- フォーデイズのお客さまダイヤル・相談窓口
- 各種業界団体の消費者相談室
- 法テラス(法律面の確認が必要なとき)
相談するときは、契約書や購入履歴、やり取りの記録があると状況が伝わります。
参考:国民生活センター|全国の消費生活センター等/法テラス|日本司法支援センター
未開封の在庫を買取に出す
退会や購入休止とは別に考えたいのが、手元に残った製品です。使う予定のない未開封品まで無理に消費する必要はなく、買取へ回す方法もあります。
フォーデイズ買取に対応している業者の比較を先に見ておくと、送料や査定料がかからないか、期限が近い製品や期限切れまで査定対象かといった条件を並べて確かめられます。まず残っている製品をまとめ、売れるものがあるか確認してみてください。
なお、会員規約では会員本人による製品販売が禁止されています。退会後や家族が譲り受けた製品まで同じ扱いになるとは限らないため、自分で販売するより、フォーデイズの宅配買取に対応しているファイングッズのような買取専門店へ相談するほうが手堅い進め方になります。
フォーデイズでよくある質問
フォーデイズの事件とは何のこと?
主に2017年に消費者庁から受けた行政処分を指します。刑事事件ではなく、一部会員による氏名等不明示や商品の効能に関する不実告知を理由としたものです。処分の経緯を含めてフォーデイズがやばいといわれる理由も別記事で整理しています。
核酸ドリンクで病気は治るの?
核酸ドリンクは医薬品ではなく健康食品であり、病気を治療・予防するものではありません。フォーデイズ自身も、サプリメントは病気の治療や症状改善を目的とした薬ではないと案内しています。
フォーデイズは宗教団体と関係があるの?
フォーデイズ株式会社と宗教団体との関係を示す記載は、公式サイトや確認した公的資料では見当たりません。なお、旧統一教会の過去の裁判記録にはフォーデイズと呼ばれる修練会が登場しますが、同社とは別のものです。
フォーデイズのセミナーや集会では何をしているの?
フォーデイズでは、会報や会員サイトなどを通じてセミナーや勉強会、イベントが案内されています。ただし、すべての集会が同じ内容とは限らず、公開情報だけで個々の内容まで一律に説明することはできません。
まとめ
フォーデイズが宗教のように見える理由をたどると、行き着くのは会社の分類ではなく、核酸で病気が治るという語られ方でした。行政処分で認定された勧誘の言葉が、そのまま家族の違和感の正体になっています。
フォーデイズとの付き合い方を考えるときは、商品や活動そのものを否定するのではなく、本人が自分の意思で楽しめているか、それとも医療・家族・家計にまで影響が広がっているかを見るのが現実的です。
距離を置くことになったとしても、残った製品まで無駄にする必要はありません。未開封品があるなら、フォーデイズの宅配買取の無料査定で在庫がいくらになるかを確かめ、休止や退会とあわせて整理すると、区切りをつけやすくなります。