MLMビジネス研究所

家族がミキプルーンにハマったら?宗教と噂される真相と対処法

家族がミキプルーンにハマったら?宗教と噂される真相と対処法

「母がミキプルーンにハマってしまった」
「友人の勧誘が、どこか宗教じみていて怖い」

「ミキプルーン 宗教」と検索したかたの多くは、商品そのものより、身近な人の変化に戸惑っているのではないでしょうか。

当然ながら、ミキプルーンは宗教団体の商品ではありませんし、運営元の三基商事は一般の株式会社です。ただし、宗教っぽく見えてしまう側面は確かに存在します。

この記事では、こうした噂の真相に加え、距離を置くべき言動のサインや家族として関係を壊さずに向き合う方法、そして溜まった在庫の整理までを解説します。

目次

ミキプルーンは宗教団体ではない

ミキプルーンは宗教団体ではない

ミキプルーンと検索すると、候補に「宗教」と表示されることがあります。半ばネタのように使われている言葉とはいえ、なぜそこまでいわれるのかは気になるところですよね。

そういわれてしまう背景には理由があります。

ミキプルーンの運営元は食品・化粧品を扱う三基商事

ミキプルーンを販売しているのは、大阪に本社を置く三基商事株式会社です。栄養補助食品や化粧品を手がける一般企業で、宗教法人ではありません

参考:三基商事|ミキプルーン公式サイト

事業内容に布教活動のようなものは含まれておらず、特定の宗教団体との関係も確認できません。主力商品のミキプルーンエキストラクトはJAXAの宇宙日本食に認証されており、企業としての実態はむしろ手堅い部類です。

参考:JAXA|宇宙日本食 ミキプルーンエキストラクト

検索候補に宗教と出るのはなぜか

検索候補(サジェスト)は、実際に多くの人がそのキーワードで検索した事実を反映しているだけで、内容の真偽までは保証しません。セミナーの様子が宗教っぽかった、知人の熱心さが気になったなどと感じた人が検索を繰り返すことで、候補として定着していきます。

こうした検索のされ方はミキプルーンに限った話ではなく、アムウェイやニュースキンなどMLMブランドの多くで「宗教」「やばい」といった候補が共通して表示されます。人間関係を通じて商品が広がる販売方法そのものが、外から見たときの違和感を生みやすいのです。

同じ疑問はほかのブランドでも繰り返されていて、アムウェイが宗教といわれる理由を整理した記事でも似た背景を扱っています。

ミキプルーンではさらに、ミキプルーンはやばいといったワードとセットでネタ的に扱われてきた経緯もあり、検索候補が実態以上に不穏な印象を与えている面があります。

宗教っぽさと宗教団体は分けて考える

とはいえ、宗教っぽく見えることと宗教団体であることは別の話です。組織への強い帰属意識や熱心な布教的行動は、宗教に限らずスポーツチームのファンコミュニティや一部の企業文化にも見られます。

つまり本当に考えるべきは宗教かどうかではなく、生活に悪影響が出ていないかです。この記事では、宗教っぽく見える理由を解きほぐしたうえで家族として取るべき対応まで順に見ていきます。

ミキプルーンが宗教っぽいといわれる理由

ミキプルーンが宗教っぽいといわれる理由

ミキプルーンが宗教っぽいといわれる背景には、MLM(連鎖販売取引)という販売方法に由来する活動スタイルがあります。ひとつひとつは合法的な販売活動でも、外から見ると宗教団体の活動と重なって見えてしまうのです。

代表的なものを順に見ていきましょう。

ミキプルーンのセミナーや学習会で会員が集まる

ミキプルーンはテレビCMこそ有名なものの、販売は会員の紹介を通じて行われるため、会員向けのセミナーや学習会が活動の中心になります。会場に大勢が集まり、講師の話に熱心に耳を傾ける様子は、事情を知らない人の目には宗教団体の集会のように映ります。

もっとも、こうした集会形式の研修は保険や不動産など一般的な営業組織でも広く行われているものです。集まること自体が問題なのではなく、そこで何が語られているかが判断の分かれ目になります。

ミキプルーンの体験談で高まる熱量

セミナーや会員同士の交流で繰り返されるのが、ミキプルーンで体調が良くなったという体験談の共有です。成功体験を語り合ううちに商品への確信が強まり、その熱量が周囲の温度感と大きくずれていきます。

なかにはプルーンで病気が治るといった、医学的根拠のない発言に発展してしまう人もいます。食品に治療効果をうたうことは薬機法などの法令に抵触するおそれのある行為であり、三基商事の公式な説明にもそのような効果は書かれていません。こうした行き過ぎた発言が、信仰みたいで怖いという印象を決定づけています。

家族や知人まで参加を勧められる

MLMは人間関係を通じて商品が広がる仕組みのため、熱心な会員ほど身近な人を誘いたがります。家族に商品を使わせる、友人をセミナーに誘う、といった行動が布教のように見えてしまうわけです。

誘われる側からすれば、断っても繰り返し誘われることで勧誘を超えた圧力を感じることもあります。連鎖販売取引では、拒絶している相手への執拗な勧誘が迷惑勧誘として禁止されており、しつこく食い下がる誘い方はルールに触れるおそれがあります。

参考:消費者庁|特定商取引法ガイド 連鎖販売取引

健康や生活全体に考え方が広がる

宗教っぽさをもっとも強く感じさせるのが、商品への信頼が生活全体の価値観に広がっていくケースです。食事のすべてにプルーンを取り入れる、市販の食品や薬を避けるようになる、といった行動の変化は、家族から見れば人が変わってしまったように映ります。

ただしこれは、ミキプルーンという商品や会社が指示しているものではなく、個人がのめり込んだ結果として起きる現象です。では、なぜ人はそこまでのめり込んでしまうのか。次の章で心理的な仕組みを掘り下げます。

ミキプルーンにのめり込むMLM特有の心理

ミキプルーンにのめり込むMLM特有の心理

家族がミキプルーンに熱中している姿を見ると、洗脳されたのではと不安になるかもしれません。しかし、頭ごなしに洗脳と決めつける前に、人がMLMにのめり込む心理的な仕組みを知っておくと、本人の行動が理解しやすくなり、対応の糸口も見えてきます。

承認欲求とコミュニティの一体化

MLMの組織では、商品の愛用や販売成果が仲間からの称賛や承認という形で返ってきます。日常生活で認められる機会が少ない人ほど、この居心地の良さは強力でコミュニティが生活の中心になっていきます。

こうなると、商品を使い続けることと仲間とのつながりを保つことが一体化し、商品への疑問を口にすること自体が仲間への裏切りのように感じられてきます。家族の説得が届きにくいのは、商品ではなく居場所を守ろうとしているからでもあるのです。

サンクコストで引き返せなくなる仕組み

もうひとつの要因が、使ったお金と時間が惜しくてやめられなくなるサンクコストの心理です。何十万円分も商品を買って何年もセミナーに通った人ほど、ここでやめたら今までの投資が無駄になると感じ、引き返せなくなります。

この構造はミキプルーンに限った話ではなく、アムウェイの洗脳が疑われるケースなどMLM全般に共通して見られます。本人の意思が弱いからではなく、仕組みとしてハマりやすくできていると理解しておきましょう。

洗脳という言葉だけで判断しない

ここまで見てきたとおり、熱中の正体はたいてい承認欲求とサンクコストが組み合わさった、誰にでも起こりうる心理状態です。洗脳されたという言葉で片づけてしまうと本人を責める構図になり、かえって心を閉ざさせてしまいます。

レッテルを貼るより、実害があるかどうかを冷静に見極めるほうが先です。次の章では、注意が必要な言動のサインをひとつずつ挙げていきます。

ミキプルーンで距離を置いたほうがよい言動のサイン

ミキプルーンで距離を置いたほうがよい言動のサイン

ミキプルーンを適量楽しんでいるだけなら、家族が口を出す必要はありません。問題は、健康・お金・人間関係に実害が出ているときです。ここでは、そろそろ距離を置いたほうがよいと判断できるサインを紹介します。

ミキプルーンで病気が治ると断定される

もっとも注意したいのが、病気が治る・薬はいらないといった医療を否定する発言です。健康食品はあくまで栄養補助であり、治療の代わりにはなりません。この考え方が本人や家族の通院・服薬の中断につながっているなら、放っておけない状態といえます。

このレベルの発言が出ているなら、単なる愛用の域を超えています。特に持病のある家族が影響を受けているなら、かかりつけ医に状況を相談することも視野に入れてください。

断っても勧誘が続く

一度断ったのに、また誘われる。これが繰り返されるのも危険なサインです。前述のとおり、しつこく食い下がって相手を困らせる誘い方は特定商取引法が禁じる行為にあたります。ルールを守れないほどのめり込んでいるのか、組織からの圧力を受けているのかもしれません。

身内だからと我慢して付き合い続けると、相手は脈があると受け取ってしまいます。今後も買わないし参加しないと一度はっきり伝えることが、結果的にお互いのためになります。

家計に合わない量のミキプルーンを購入している

収入に見合わない量のミキプルーン製品を買い続けているのも要注意です。自宅に未開封の在庫が段ボール単位で積み上がっているなら消費のためではなく、組織内での立場や目標達成のための購入になっているかもしれません。

貯金を取り崩す・借金をするといった段階まで進むと、上の表記がやや揺れてる。良いとか、言うとか、加えてとかが見つけたものかな。上の表記がやや揺れてる。良いとか、言うとか、加えてとかが見つけたものかな。家庭全体の問題です。金額の大きさによっては、後述する消費生活センターなど第三者への相談を急いだほうがよいでしょう。

家族や友人との関係が悪化している

ミキプルーンの話題をめぐって夫婦喧嘩が増えたなど、人間関係の悪化も見逃せないサインです。コミュニティへの帰属が強まるほど、それ以外の人間関係が理解のない人たちに見えてしまうからです。

関係の悪化は本人にとっても孤立を深める悪循環になります。だからこそ、次に説明するような対応の仕方が肝心です。

家族や知人がミキプルーンに熱中しているときの対応

家族や知人がミキプルーンに熱中しているときの対応

サインに心当たりがあっても、焦って問い詰めるのは逆効果です。熱中している本人にとって、ミキプルーンは商品であると同時に居場所でもあります。ここでは、関係を壊さずに少しずつ状況を変えていくための進め方を紹介します。

最初から否定や論破をしない

「そんなの騙されてるよ」「宗教みたいで気持ち悪い」

こうした全否定は、本人の人格と居場所を同時に攻撃する言葉として受け取られます。しかも組織によっては、家族や友人に反対されるのは成功する人が通る道といった心構えが共有されていることもあり、反対されるほど組織への信頼が強まるという皮肉な事態さえ起こりえます。

そもそも人は、自分の選択を否定されると間違いを認めるより選択の正しさを証明する方向に心が動きます。何十万円も使った選択を騙されていたと認めるのは、それだけ苦しいからです。

まずは「体のことを考えてるんだね」などと、本人の動機そのものは認めるところから始めてください。

そのうえで、説得する側ではなく「どういうところが良いと思ったの?」と質問する側に回ると、本人が自分の言葉で語るうちに、疑問・違和感に自分で気づくきっかけが生まれやすくなります。

ミキプルーンの商品と困っている行動を分けて話す

伝えるときのコツは、商品の善し悪しではなく困っている行動に絞ることです。ミキプルーンが悪いと言えば水掛け論になりますが、月の出費が家計を圧迫していて困っている・薬をやめたことが心配という伝え方なら、事実ベースで話し合えます。

主語をあなたではなく私にし、私は心配していると気持ちを伝える形にすると、責められている印象を和らげられます。

家族としての境界線を伝える

話し合いと並行して、家族として譲れないラインをはっきり決めて伝えることも必要です。例えば、子どもへの勧誘はしない、家計のお金には手をつけないなど生活を守るための最低限のルールです。

境界線は、本人を締め出すためではなく関係を続けるための条件として伝えます。これを守ってくれるなら選択には口を出さないという形にすると、本人も受け入れやすくなります。

契約トラブルは第三者へ相談する

高額な契約や解約のもつれなど家族内で解決が難しい問題は、ひとりで抱え込まず消費者ホットライン188(いやや)に相談してください。最寄りの消費生活センターにつながり、専門の相談員が無料で対応してくれます。国民生活センターにはマルチ取引に関する相談事例も多数掲載されています。

参考:国民生活センター|全国の消費生活センター等

金銭トラブルが深刻で法的な対応が必要になりそうなときは、法テラスに問い合わせると状況に応じた相談窓口を案内してもらえます。家族の問題を外に相談するのはためらわれるかもしれませんが、第三者が入ることで、こじれていた話が動き出すこともあります。

参考:法テラス|日本司法支援センター

ミキプルーンから距離を置きたいときにやること

ミキプルーンから距離を置きたいときにやること

本人がそろそろやめたいと思い始めたとき、あるいは家族として少しずつフェードアウトさせたいとき、いきなりすべてを断ち切る必要はありません。お金と関係の整理を順番に進めれば、無理なく距離を置けます。ステップは4つです。

① ミキプルーンの新規購入や集まりへの参加を止める

最初のステップは、これ以上の出費と関与を増やさないことです。定期的に購入していた商品の注文を止め、セミナーや集まりへの参加を控えます。一度にすべて断ち切るのが難しければ、今月は都合が悪いと頻度を減らすところからでも構いません。

周囲の会員から引き止めがあるかもしれませんが、理由を細かく説明する義務はありません。「家庭の事情で」の一言で十分です。

② ミキプルーンの返品・解約制度を確認する

契約して間もないなら、契約書面を受け取った日から20日間のクーリング・オフが使えます。連鎖販売取引は通常の通販より長い期間が設定されており、期間内なら無条件で契約を解除できます。期間を過ぎていても特定商取引法には連鎖販売契約の中途解約に関するルールが定められているため、諦める前に条件を確認してみてください。

参考:国民生活センター|クーリング・オフ

手続きに不安があれば、前章で紹介した消費生活センター(188)に相談すると具体的な手順を案内してもらえます。

③ 残ったミキプルーンの在庫を整理する

距離を置く過程で必ず向き合うことになるのが、自宅に積み上がった在庫です。まずは全体量を把握するために、商品を1か所に集めて数えてみてください。これだけのお金が形を変えて置かれていると可視化されるだけで、本人の意識が変わるきっかけになることもあります。

開封済みのものは無理のない範囲で消費し、未開封のものは処分ではなく現金化を検討しましょう。使ったお金の一部でも戻ってくれば、サンクコストの心理的な区切りもつけやすくなります。

④ 未開封のミキプルーンは買取専門店へ相談する

未開封の在庫は、健康食品を扱う宅配買取サービスで売却できます。ミキプルーンの買取相場や業者ごとの特徴を先に把握しておくと、査定額を比較して損なく手放せます。

なかでもミキプルーンの宅配買取に対応しているファイングッズなら、期限が近い在庫もまとめて査定に出せます。段ボールに詰めて送るだけで、店舗に持ち込む手間も誰かに知られる心配もありません。まずは無料査定で、在庫がいくらになるか確かめてみてください。

まとめ

ミキプルーンは宗教ではありません。ただ、この記事を読んでいるかたが本当に知りたかったのは、おそらくその答えではないはずです。大切な人が変わってしまったように見える不安、家計への心配、どう声をかければいいのかという迷い。判断基準を宗教かどうかから生活が守られているかに置き換えると、やるべきことが見えてきます。

健康・お金・人間関係に実害が出ているなら、否定や論破ではなく、境界線の設定と第三者への相談から始めてください。そして、積み上がった在庫の整理は本人と一緒に取り組める数少ない共同作業でもあります。

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