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モデーア倒産はなぜ起きた?「やばい」と言われていた理由・在庫処分の方法も解説

大きな黒いカバンを背負って重そうに歩く青いスーツの男性

モデーアの突然の倒産は、関係者や製品の愛用者に大きな衝撃を与えました。なぜこのような事態に至ったのか、そして手元に残された製品在庫はどのように扱えば良いのか、多くの方が不安や疑問を抱えていることでしょう。

本記事では、モデーアの企業背景から倒産に至る経緯、そして残された製品在庫の扱い方までを分かりやすく解説します。

もし現在、在庫の処分にお困りであれば、後半でご紹介する「ファイングッズ」のMLM製品買取サービスもぜひ参考にしてみてください。

目次

モデーアとは

モデーアは「Live Clean」を掲げて健康食品やパーソナルケア製品を提供してきた企業です。ネットワークビジネスを基盤に展開されてきた同社の概要と代表的な商品について解説します。

モデーアはどんな会社だったか

モデーアは、健康で充実した生活を支援することを理念に、パーソナルケア製品や栄養補助食品などの分野で事業を行っていた企業です。2015年にニューウエイズからブランド名を一新し、製品開発では独自の安全基準に基づき成分選定に注意を払っていました。

同社が掲げていたのが「Live Clean(美しく生きる)」。これは、安全でクリーンな製品が、使用者自身や家族、そして環境にも良い影響をもたらすという考え方です。この理念に基づき、製品情報の提供や環境負荷低減にも努めていたとされます。

ビジネスモデルは、いわゆるネットワークビジネスであり、主に口コミや紹介で製品を広める手法でした。中でも、SNSなどソーシャルメディアを活用した「ソーシャルリテール」が同社の特徴のひとつです。

代表的な商品

モデーアでは、毎日の健康と美容、そして快適な生活をサポートするため、様々な製品が提供されていました。中でも以下の製品は、同社を代表するアイテムとして知られています。

  • ミネラルソリューションズ
  • セルプルーフ スキンケアシステム
  • トゥースペースト(歯磨き粉)

主力製品のひとつである「ミネラルソリューションズ」は、液体タイプの栄養補助食品として多くの方に利用されていました。「セルプルーフ スキンケアシステム」は、独自の技術を取り入れたエイジングケア※製品群として注目を集めたシリーズです。

また、「トゥースペースト」のようなオーラルケア製品も、日々の生活に欠かせないアイテムとして提供されており、これら製品は「Live Clean」の哲学のもと開発されていました。

参考:モデーアの人気商品TOP10を紹介!高い安全性が評判の秘密

モデーア倒産までの経緯

金貨を持ち上げて喜ぶ青いスーツの男性と積み重ねられた金貨

モデーアは2025年4月12日、関係者に予告なく事業停止を通知しました。戦略の不振や製品力の低下など、複合的な問題が積み重なり、最終的な経営破綻へと至った経緯を解説します。

前身企業の買収

モデーアは、前身企業ニューウエイズが経営上の課題を抱えた後、投資ファンドによる買収と再編を経て発足した経緯があります。新体制下ではSNSを積極的に活用した新たなビジネスモデルを導入しましたが、この試みは期待通りの成果を上げることができませんでした。

この新しい戦略の不振は、経営における大きな判断ミスであったと指摘されることがあります。その結果、新たな投資ファンドのもとでの売上は大きく落ち込み、これが後の深刻な経営悪化へと繋がる初期の要因となってしまいました。

製品力と報酬プランの継続的な悪化

モデーアでは、自社での研究開発が十分に行われず、製品供給の多くをOEM(他社ブランド製品の製造)に依存する傾向が強まりました。この結果、製品の独自性や市場での競争力が薄れ、品質は徐々に低下する一方で、製品単価は上昇するという状況が生じたのです。

このような製品力の低下は、消費者にとって製品価値と価格のバランスが取れていないと感じさせ、ブランドイメージを損なう一因となりました。市場にはより安価で質の高い代替品も存在し、顧客離れを引き起こした可能性が考えられます。

さらに、会社の資金繰りが悪化するにつれて、ビジネス活動の中核を担うディストリビューター(会員)への報酬プランも頻繁に変更され、多くの場合で条件が悪化しました。これは会員の活動意欲の低下を招き、組織全体の推進力を弱める結果に繋がったと指摘されています。

深刻な資金繰りの悪化(キャッシュアウト)

売上の大幅な落ち込みと、OEM製品依存による利益率の低さが重なり、モデーアの資金繰りは極めて深刻な状態に陥りました。会社は慢性的な資金不足に直面し、経営の根幹を揺るがす事態へと発展していきました。

その結果、支払いが予定されていても資金不足で実行できない「キャッシュアウト」と呼ばれる危機的な状況が発生するに至りました。これは企業経営において極めて危険な兆候であり、事業継続への内外の信頼を著しく損なうものです。

銀行からの借入金の返済も滞るようになるなど、資金調達の手段も次第に絶たれていきました。このような財務状況の行き詰まりが、最終的な経営破綻へと繋がる決定的な要因のひとつとなったと考えられます。

突然の事業停止

深刻な資金繰りの悪化に加え、自社開発力の低下による資産価値の欠如から、モデーアは新たな売却先を見つけることも極めて困難な状況でした。最終的に、親会社である投資ファンドは事業継続を断念し、いわゆる「損切り」として事業停止を決定したと見られています。

この事業停止の通知は、日本法人の社員に対しても米国本社から突然伝えられました。また、製品愛用者やビジネス会員にとっても、公式サイト上での一方的なメッセージ表示という形で行われ、大きな混乱と戸惑いを招きました。

公式サイトでは、今後の製品購入の可否やアフターサービスに関する具体的な説明がほとんどなされず、予定されていたイベントも急遽中止となるなど、計画性のない突然の撤退であったことがうかがえます。この予期せぬ事態は、多くの関係者に多大な影響を与えました。

「モデーアやばい」と言われていた理由

青いスーツの二人の男性が内緒話をしている様子

モデーアが「やばい」と言われていた背景には、マルチ商法に対する世間の印象、前身企業の処分歴、そして価格と製品価値のギャップなどがあります。あらためて、これらの要因を整理してみましょう。

マルチ商法のイメージ

モデーアはMLM形式(ネットワークビジネス)を採用しており、商品販売と同時に会員による紹介活動が報酬制度に組み込まれていました。この仕組み自体に対して、世間では根強い警戒感があります。

特に日本では、MLMと聞くだけで「人間関係のトラブルが起きやすい」「勧誘がしつこい」といったネガティブな印象を抱く人が多く、企業の信用にも影響します。たとえ違法でなくても、仕組みへの理解が得られにくいのが現状です。

モデーアも例外ではなく、製品そのものへの評価よりも先に、「怪しい」「関わりたくない」といった先入観を持たれやすく、その結果として「やばい」と検索されることが多くなっていました。

ニューウェイズジャパン時代に業務停止命令を受けている

モデーアの前身である「ニューウェイズジャパン」は、2008年に経済産業省から一部業務停止命令を受けています。これは不適切な勧誘行為や誇大広告が問題視されたためです。

この行政処分は一時的な措置であり、その後の再編・ブランド変更を経てモデーアに移行したものの、「過去に処分歴がある企業」というイメージは払拭しきれていない部分もあると考えれます。

そのため、「あの会社って前に問題になっていたところじゃないの?」という認識が一部で根強く残り、モデーアという名前自体にも疑念が向けられがちだったことは否めません。

製品が価格に見合っていない

モデーア製品は、美容・健康を意識した高品質志向のアイテムを多数展開していましたが、その価格帯は一般の市販品と比べて高めに設定されていました。

OEM製品が多く、独自の開発技術による強みが感じにくい点も指摘されていました。機能性が際立っていれば価格に納得がいきますが、他社と大きな差がない中で高額だと、購入者の満足度は低下しやすくなります。

このように、品質への期待に対して実感値が伴わなかったケースもあり、「高いだけ」「ほかにもっといい商品がある」と感じたユーザーから、「やばい」「買わなきゃよかった」といった声が広まったと考えられます。

モデーア倒産で在庫を抱えてしまったら

積み重ねられた段ボール箱

モデーアの事業活動が予期せず止まったことで、製品の在庫を抱え、困っている人もいるかもしれません。ビジネス用に仕入れた製品や、使っていた製品が未開封で残ってしまい、どう扱えばいいか頭を悩ませている状況は大変なことでしょう。

これらの製品をそのまま持ち続けると、品質が悪くなったり、使用期限が切れたりするリスクがあります。また、保管場所の問題、精神的なストレス、さらには仕入れ費用が戻らない経済的な問題に直面することもあるでしょう。処分にも手間やお金がかかることもあります。

しかし、手元の在庫をただ無駄にするのではなく、うまく整理する方法があります。次に、その有効な手段のひとつを紹介します。

MLM製品買取サービスのメリット

虫眼鏡を持つ青い服の男性

モデーアの事業停止などにより製品在庫の処分にお困りの方もいるでしょう。そんな時、専門の買取サービスは有効な解決策となります。

長年の買取実績があるファイングッズのような業者は、不要な在庫を価値あるものに変える手助けをしています。どのようなメリットがあるか、具体的に見ていきましょう。

廃棄コストがかからない

不要なMLM製品を処分する際、多くの方が「捨てるしかない」と考えがちですが、廃棄には意外と手間や費用がかかるものです。製品の種類によっては自治体のルールに従う必要があり、簡単には捨てられません。

その点、買取サービスを利用すれば、費用をかけずに在庫を手放すことができます。対象となる製品を業者に引き渡すだけで、処分にかかる手間を大きく省けるのは大きな利点です。

特に、賞味期限が残っているサプリメントや未使用のスキンケア商品などは、廃棄せずに再活用してもらえるため、無駄を減らせるという点でも合理的な選択肢といえるでしょう。

現金化できる

MLM製品は、売れ残った時点で「負債」のように感じられがちですが、買取サービスを利用すれば価値ある商品として取り扱ってもらえます。まだ需要のある商品であれば、査定価格がつく可能性も十分にあるのです。

未開封・未使用で保存状態が良ければ、査定額が上がることもあり、想定よりも良い条件で売却できるケースもあります。売れないまま眠らせておくより、早めの対応が金銭的なロスを防ぐポイントです。

製品を「処分する」から「現金化する」へと考え方を変えることで、在庫を資産として活かすことができます。思わぬ収入につながる可能性があるという点でも、検討する価値は十分にあります。

大量在庫にも対応できる

個人でビジネスをしていた場合や、長期間在庫を抱えてしまった場合など、気づけばかなりの量の製品が手元に残っているというケースも少なくありません。これほど多くの製品を個人で処分したり、フリマアプリなどで一つ一つ販売したりするのは、大変な手間と時間がかかります。

MLM製品の買取を専門に行っている業者の多くは、こうした大量の在庫にも対応できる体制を持っています。製品の種類や状態にもよりますが、段ボール数箱分といったまとまった量の製品も一括で査定し、買い取ってもらえる可能性があります。

モデーア製品買取の流れ

緑の歯車を操作する青い服の男性と女性

初めての方のために、モデーア製品の買取について基本的な流れを説明します。

① 問い合わせ

まずは買取業者の公式サイトや電話窓口から問い合わせを行います。売りたい製品の種類や数量を伝え、対応可否や大まかな手順を確認します。

② 無料査定(事前査定)

次に、伝えられた製品情報をもとに買取業者が査定を行います。多くの場合、この査定は無料です。提示された査定額を確認し、納得できれば次のステップに進みます。

最近は電話やメールに加え、LINEによる問い合わせができるところが増えています。

③ 製品の発送

査定額に納得できたら、買取対象の商品を指定の住所へ発送します。宅配便の集荷を利用できるケースもあり、自宅から手軽に対応可能です。

④ 支払い

製品が業者に到着し、最終的な状態確認が終わると、合意した査定額が指定の口座へ振り込まれます。通常、確認後速やかに支払い手続きが行われます。

まとめ

モデーアは、ニューウェイズからの再編と新戦略の導入を経てブランド展開を続けてきましたが、経営の悪化や製品力の低下などが重なり、最終的には事業停止という形で幕を下ろしました。

そして今、在庫を抱えてしまった元会員の中には、処分方法に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。捨てるのではなく、売るという選択肢を取れば、経済的にも精神的にも負担を軽減できます。

モデーア製品の処分にお困りの方は、MLM製品を専門に取り扱うファイングッズの無料査定をご利用ください。未開封品・大量在庫にも対応しており、専門知識のあるスタッフが丁寧に査定いたします。

まずはお気軽にご相談いただくことで、不要な在庫を価値ある資産へと変えるお手伝いができるはずです。

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