アムウェイ製品の返品はアップにバレる?立場ごとのやり方の違い・代替方法を解説

アムウェイ製品を手放したいと思っても、「返品はできるの?」「アップラインに知られたら気まずいかも…」と、不安やためらいが先に立ってしまう方も少なくないかもしれません。
自己購入が続いて在庫を抱えてしまった方や、活動から離れつつある方にとっては、誰にも相談できずにモヤモヤを抱えてしまうこともあるでしょう。
この記事では、アムウェイの返品制度の仕組みや情報の共有範囲、そして返品せずに製品を手放す方法までを、分かりやすく解説します。
アムウェイ製品の返品はアップラインにどこまで伝わる?

アムウェイ製品の返品を考えるとき、多くの方が胸に抱くのは「この返品、アップラインにどこまで知られてしまうのだろう…」という不安ではないでしょうか。
中でも、ABO(アムウェイビジネスオーナー)として活動されている方にとっては、アップラインとの関係性やビジネスへの影響を考えると、非常にデリケートな問題だと感じられることでしょう。
ここでは、その気になる情報共有の範囲について、いくつかの側面から見ていきましょう。
もし、アムウェイの退会も考えている方は、返品と併せてこちらの情報も確認してください。
✅️ 合わせて読みたい:アムウェイ退会を考えたときに知っておきたいこと!自己購入の負担から解放される方法
返品内容が間接的に伝わる可能性を否定できない
あなたの詳細な返品内容(製品名、個数など)が、アムウェイからアップラインへ直接的に、通知されることは通常ありません。 返品手続きは、あくまであなたとアムウェイ本社との間で行われるのが基本です。
しかし、「絶対に知られない」とは言い切れない側面もあります。
小規模なグループや、非常に密なコミュニケーションを取っているアップラインであれば、あなたの手持ち在庫の変化や話題の不一致などから、間接的に具体的な製品について察するケースも考えられなくはありません。
また、その製品のPV(ポイントバリュー)の変動がきっかけになることもあります。PVについては後述もしていますが、アップラインがあなたの購入状況をある程度把握している場合、返品されたことによるPVの減算により「あの製品を返品したのかもしれない」と推測される可能性はゼロではありません。
以上から、状況によっては返品情報が間接的に伝わるリスクは少なからず存在する、と認識しておく方が現実的かもしれません。
PV・BVの変動を通じて返品の事実は察知されやすい
返品の事実そのものが伝わるかどうかについては、PV(ポイントバリュー)やBV(ビジネスボリューム)の変動を通じて、アップラインに察知される可能性が高いといえます。
ご存知の通り、アムウェイの製品にはそれぞれPV・BVが設定されており、これらはABOのビジネス実績やボーナス算定の基礎となるものです。製品を返品すると、その製品に付与されていたPV/BVも当然ながらシステム上で減算処理されます。
このPV/BVの変動は、あなた自身の月次レポートなどに記載されるだけでなく、あなたのアップラインが確認するグループ全体のビジネスレポート(実績集計など)にも影響を与えます。
とりわけ、返品額が大きい場合や、アップラインがグループの数値を細かく把握している場合、「何らかの返品処理があった」と推測されることは十分に考えられます。
このPV・BVの動きは、具体的な製品名までは分からなくても、返品というアクションがあったことを示す有力なサインとなり得ます。
そもそもPV・BVとは何か詳しく知りたい方はこちら。
✅️ 合わせて読みたい:アムウェイの仕組みは難しい?5つの報酬とPV・BVをわかりやすく解説!
購入者の立場によって情報共有の範囲が異なる
もうひとつ理解しておきたいのは、あなたがアムウェイとどのような「立場」で関わっているかによって、情報共有のあり方が多少異なるということです。
- ABOとして製品を仕入れた場合
- プライムカスタマー(愛用者向け会員制度)として製品を購入している場合
- 標準小売価格で客として購入した場合
このような立場の違いにより、第三者への情報提供に関する規定が異なっています。
こうした立場ごとの情報共有規定の違いと、それがアップラインとの関係にどう関わってくるのかについては、次以降のセクションでより詳しく解説しています。
【立場ごと】アムウェイの個人情報の共有について

前項では、アムウェイ製品を返品した際に、その情報がアップラインに伝わる可能性について、特にPV・BVの変動という観点からお伝えしました。しかし、あなたがアムウェイとどのような立場で関わっているかによって、共有される情報の範囲や相手、そしてその目的は異なります。
ここでは、アムウェイの「個人情報の取り扱いについて」の方針に基づき、立場別に返品情報がどのように扱われる可能性があるのかを、より詳しく見ていきましょう。ご自身の状況と照らし合わせながら確認してください。
ABOの方
ABOとしてアムウェイ・ビジネスに取り組んでいる方の場合、ご自身の個人情報(氏名、ABO番号、住所など)に加え、購入履歴や製品の予約状況といったアムウェイとの取引全般の状況が、日本アムウェイおよびAmway International Inc.によって保有されています。
これらの情報の中には、返品に関する情報も含まれる可能性が高いと考えられます。そして、これらの取引状況に関する情報は、アムウェイ・ビジネスを円滑に遂行する上で必要なあなたの系列上位のABO(アップライン)に適宜提供されることがあるとされています。
情報提供の主な目的は、アップラインがあなたのビジネス活動を適切にフォローアップしたり、グループ全体のボーナス計算を正確に行ったり、あなたが製品を適切に使用できるようサポートしたりするためです。
プライムカスタマーの方
アムウェイの製品を愛用されているプライムカスタマーの方についても、お客様番号、氏名、入会日などに加え、購入履歴や製品の予約状況など、アムウェイとの取引状況全般が保有されています。
これらの情報には、返品に関する情報も含まれる可能性が高いと考えられます。そして、これらの取引状況は、あなたをスポンサーしたABO(紹介者)や、その系列上位のABO(特にプラチナム以上の資格を持つABOには、スポンサーABOと同様の情報が提供される場合があります)に提供されることがあるとされています。
情報提供の主な目的は、あなたが購入した製品に関する不都合(返品希望などを含む)への対応をスポンサーABOが行えるようにするため、ボーナス計算のため、そしてアムウェイ・ビジネスの紹介やABO資格登録のサポートなどです。
ABOから商品を購入した方
あなたがABOから直接、標準小売価格などで商品を購入した場合、アムウェイ本社は、あなたがABOを通じて商品の返品・交換を申し出たり、アフターサービスを受けたりする際に、あなたの個人情報を取得することがあります。
そして、このように商品の購入者対応の過程で取得された情報は、製品を販売したABOに提供されることがあります。 これは、販売者であるABOが、購入者に対して適切なアフターフォロー(返品対応のサポートや、今後の製品提案など)を行うためです。
返品情報そのものが具体的にどのような形で共有されるかまでは明記されていませんが、「返品・交換」という取引を通じて得た情報が、販売したABOのアフターフォロー目的で提供されることから、関連情報が共有される可能性は十分にあると考えられます。
アムウェイから直接商品を購入した方
購入者が、ABOから提供された商品紹介ツール(個別のURLリンクなど)を利用して、アムウェイの公式サイトから直接商品を購入した場合、アムウェイ本社はあなたの発注履歴や返品履歴などを個人情報として保有します。
このケースでは、購入者の購入・返品履歴に関する情報(参照番号、購入・返品受付日時、商品名、個数、支払・返品金額、返品理由などを含む)が、その紹介URLを提供したABOに提供されることが明記されています。
ただし、このとき提供される情報には、購入者の氏名や住所といった個人を直接特定できる情報は含まれていません。情報自体は匿名化されていますが、URLを提供したABOが別途購入者の連絡先などを知っていれば、実質的に誰の返品情報か識別できる可能性はあります。これは、ABOの販売活動サポートを目的とした情報提供です。
したがって、この特定の購入方法の場合、具体的な返品金額や返品理由を含む(ただし個人名は伏せられた)情報が、紹介者のABOに共有されると認識しておく必要があります。
【立場ごと】アムウェイの返品制度

アムウェイ製品の返品手続きは、どのような立場で製品を購入したかによって、手続きや連絡先が異なります。
ABO(アムウェイビジネスオーナー)の方・プライムカスタマーの方
ABOの方にはアムウェイ独自の「100%現金返済保証制度」が、プライムカスタマーの方には専用の返品制度が適用されます。
ABOの場合、製品の起算日(納品書記載の受注日等、最も遅い日)から30日以内であれば使用状況にかかわらず全製品が返品可能で、30日経過後も一部製品を除き購入から1年以内であれば返品できます。
プライムカスタマーの方は、納品書兼返金・返品依頼書に記載の受注日の翌日から45日以内であれば、原則として使用状況を問わず返品が可能です。
会員登録されていない購入者
アムウェイの公式サイトなどから直接製品を購入された、会員登録されていない方は、購入から45日間、製品の使用・未使用にかかわらず返品が可能です。返品可能な期限は、製品に同梱されている「納品書兼返金・返品依頼書」の右上に記載されています。
返品手続きは、まず製品に同梱の「返金・返品依頼書」に必要な情報を記入します。次に、記入済みの依頼書と返品する商品を一緒に、下記住所の日本アムウェイ合同会社 八王子流通センター 返品係宛に着払いで送付してください。
返金については、クレジットカード払いの場合は原則として決済が取り消されます。代金引換で購入された場合は、「返金・返品依頼書」に記入した銀行口座へ、返品商品がセンターに到着後、約1か月程度で返金処理が行われます。
ABOから製品を購入されたお客様(ABO以外の方)
あなたがABOから直接製品を購入したお客様である場合、返品の手続きは、その製品を販売したABOを通じて行うことになります。返品を希望する場合も、まずは製品を購入したABOに連絡し、返品を依頼してください。
この場合、販売伝票の受領日から1年以内であれば、使用・未使用に関わらず製品の返品が可能です。
ただし、カタログに「30日超未使用」マークのある一部の使用済み製品(例:eSpring浄水器Ⅱ、アトモスフィア スカイ 空気清浄機、アムウェイ クィーンなど)は、販売伝票受領日または製品受領日のいずれか遅い方の日から30日を超えると返品できませんので注意してください。
詳細は販売伝票を確認するか、販売元のABOに直接お問い合わせいただくのが確実です。
返品せずにアムウェイ製品を手放す選択肢もある

アムウェイ製品を手元に置いておくのが難しい場合、公式の返品制度を利用する以外にも、いくつかの方法で製品を手放すことを検討できます。
返品期限が過ぎてしまった、あるいは返品以外の方法で少しでも現金化したい、と考える方もいらっしゃるでしょう。ここでは、代表的な方法とその注意点について解説します。
MLM製品専門の買取業者の活用
アムウェイ製品をはじめとするMLM(マルチレベルマーケティング)製品を専門に買い取ってくれる業者があるのをご存知でしょうか。こうした業者は、製品の価値を理解しており、適正な価格で査定・買取を行ってくれる期待が持てます。
買取業者を利用するメリットには、以下のようなものがあります。
- フリマアプリのような出品や購入者とのやり取りの手間がない
- まとめて多くの製品を一度に処分できる
- 製品価値を理解してもらいやすい
- 個人情報の取り扱いに考慮してくれる
一方で、業者によって買取価格や条件が異なるため、複数の業者に見積もりを依頼するなど、比較検討することが大切です。
フリマアプリやネットオークションでの個人売買の注意点
メルカリやヤフオクといったフリマアプリ、その他オークションサイトなど、オンライン上のプラットフォームを利用してアムウェイ製品を個人間で売買する行為は、アムウェイの倫理綱領・行動規準によって明確に禁止されています。
これは、ABO自身がこれらのプラットフォームで販売することはもちろん、そうした販売を行う第三者に製品を流通させることも含まれます。アムウェイは、適正な製品流通とブランドイメージ維持のため、こうしたルールを設けています。
近年、アムウェイはルール違反を犯したABOに対して、資格剥奪を含む厳しい罰則を科す傾向が強まっていると言われています。もし規約に違反してオンラインで販売した場合、アムウェイ側に発覚すれば、ペナルティを受けるリスクが非常に高まります。
また、匿名で出品したつもりでも、取引履歴や製品のシリアルナンバーなどから個人が特定される可能性もゼロではありません。
実績多数のファイングッズなら安心して依頼できる
アムウェイ製品を手放したいと思っていても、「返品はもうできない」「でも処分するのも気が引ける」といった複雑な気持ちを抱えている方は少なくありません。中には、「売ることでアムウェイ側に知られたりしないだろうか」と不安になって、なかなか動けない方もいらっしゃるかもしれません。
そんなときに頼りになるのが、MLM製品の扱いに詳しい専門の買取サービスです。なかでも「ファイングッズ」は、ネットワークビジネス商品に特化して20年以上の実績があり、アムウェイをはじめとする多くの製品に精通しています。
売却時の情報の取り扱いや、ディストリビューターならではの事情にも配慮してくれるため、「知られたくない」「安心して手放したい」と感じている方にとっては、まさにぴったりの選択肢です。
やり取りも顔を合わせる必要はなく、LINEやWEBで完結するスタイルなので、余計な気を遣うこともありません。無理な勧誘や営業も一切ないため、「まずは査定だけでも聞いてみたい」という段階でも気軽に相談できます。
どうしても人に言いにくい悩みを抱えているときこそ、こうした信頼できるサービスに委ねてみることで、心が軽くなるかもしれません。
まとめ
アムウェイ製品を返品したい、手放したいと感じたとき、その判断には不安や迷いがつきものです。特に、アップラインに知られるのではないか、という心配や、「もう誰にも相談できない」という気持ちから、行動に移せずにいる方も多いのではないでしょうか。
返品制度自体は整っているものの、期限を過ぎていたり、事情があって返品しにくい場合もあります。そんなときは、無理に抱え込まず、専門の買取サービスを活用するという選択肢も視野に入れてみてください。
アムウェイ買取ならMLM製品に特化した買取業者がおすすめです。
ファイングッズは、MLM製品に精通したスタッフが対応してくれる買取サービスです。20年以上の運営実績があり、売却に不安を感じている方にとっては心強い味方になってくれるでしょう。
まずは、誰にも知られずに相談だけでもしてみることで、気持ちが軽くなるかもしれません。